VISION

我が国の金融サービス業界は今まさに大きな変革の過程にあります。

事業環境が変わったことにより、従来型の金融事業モデルが立ち行かなくなりつつあります。超低金利環境において、貸出金から得られる金利収入の利幅が非常に薄くなってしまったり、情報・金融技術の発展により、金融商品の提供で得られる手数料水準が大きく低下したりといったことがその例としてあげられます。

また、金融サービスの形が足もと加速度的に変わりつつあります。FinTechと呼ばれる金融付加価値の新たな提供手段が勃興するなか、金融機能のアンバンドリング(分解)及びリバンドリング(再結合)を通じたこれまでにない金融サービスが数多く創り出されており、その流れは今後も強まっていくことが予想されます。

このような大きな変革の動きを背景に、既存金融事業者が従来の事業モデルや企業形態を変えざるを得なくなっていることに加え、非金融事業者が金融サービスも手掛ける取り組みも増えてきており、5年後の金融サービス業界の事業構造や勢力図は現在のものとは大きく異なったものになっていると思われます。

一方、我が国の金融サービス業界は、「高度金融専門性の偏在」及び「硬直的な事業運営モデル」という構造的な問題を抱えています。

金融専門人材の多くが首都圏の大手金融機関に偏在しており、地域金融機関やスタートアップ企業、非金融事業者がその知識や経験に十分にアクセスできない状況にある一方、各金融事業者が自前で殆ど全ての機能を対応する垂直統合型事業運営モデルが根強く残っており、業界全体として効率的なリソース配賦が出来ているとは言い難い状況にあります。

日本資産運用基盤グループは、金融事業支援プラットフォームとして、金融サービスに携わる全ての事業者に対し、金融専門性や機能、技術、システム等の事業リソースをFaaS(Financial expertise/function as a Service)型サービス形式で提供することで、上述のような構造的問題を克服し、金融サービスの発展や我が国の金融・経済の活性化に貢献したいと考えています。

代表取締役社長 大原啓一

■代表者経歴

大原啓一 2003年東京大学法学部卒。2010年ロンドンビジネススクール金融学修士課程修了。野村資本市場研究所を経て、2004年に興銀第一ライフ・アセットマネジメント(現アセットマネジメントOne)に入社。日本・英国で主に事業・商品開発業務に従事。同社退職後、マネックスグループ等から出資を受け、2015年8月にマネックス・セゾン・バンガード投資顧問を創業。2016年1月から2017年9月まで同社代表取締役社長。2018年5月に日本資産運用基盤株式会社を創業し、代表取締役社長に就任。