プロダクトガバナンスに関する方針
1.方針の目的
当社は、顧客の利益を第一に考え、日本版ファンド・マネジメント・カンパニーの役割を担うという基本理念の下、より幅広い高品質な資産運用サービス・商品を提供するために商品組成から償還に至るまでの各局面において、フィデューシャリーデューティを全うすべくプロダクトガバナンスに関する方針を定めています。
2. 体制整備
当社は、プロダクトガバナンスの実効性を確保するために、代表取締役社長が参画するプロダクトガバナンス委員会を設け、原則として、月に1回定期的に開催しています。同会議において、運用状況、商品性など商品の品質維持・向上に関する事項をモニタリング状況や検証結果などの報告を踏まえた上で、確認しています。取締役会における決議や報告が必要と判断された場合には、取締役会への決議・報告議案として上程されます。また、外部の視点を取り入れるために、同会議に社外有識者を招聘しています。
3. 商品組成
当社は、商品の組成に当たり、想定される顧客属性等を勘案し、商品性や報酬料率等の適切性をプロダクトガバナンス委員会において確認しています。なお、商品組成にあたっては、商品が適切なお客様に提供できるよう販売会社と連携します。
4. 商品管理
当社は、組成後の商品に関して、定期的に品質の検証を実施します。代表取締役社長が参画する投資政策委員会において、月に1回定期的に運用レビューが行われています。また、プロダクトガバナンス委員会において、運用部による日々の運用リスクモニタリング(投資信託約款、運用ガイドラインおよび投資一任契約等の遵守状況)、コンプライアンス部による不適切事象および違反等の確認が報告され、組成時に想定していた商品性が確保されているかを継続的にモニタリングしています。また、お客様属性について販売会社と連携し、お客様に適切な商品が提供されるよう努めます。
5. 分かりやすい情報提供
当社は、商品の運用体制等につき、丁寧な説明をするよう努めます。また、商品性に関する情報を、その特性に応じて、分かりやすく伝えるよう取り組みます。