リリース 2025.10.09

【お知らせ】コモンズ投信株式会社の新設公募投信に係る事業ご支援について

　日本資産運用基盤株式会社（JAMP）の子会社であるＪＡＭＰファンド・マネジメント株式会社（本社：東京都千代田区　代表取締役社長：大原啓一）は、日本版ファンド・マネジメント・カンパニー機能を活用した投信ホワイトレーベルサービスの提供を通じ、コモンズ投信株式会社（本社：東京都港区　代表取締役社長：伊井哲朗）の外国株式に投資するアクティブ運用の公募投信の組成・運営をご支援することになりましたので、お知らせします。

【ストラクチャー図】

注）ファミリーファンド形式のマスター投信①②はＪＡＭＰファンド・マネジメント株式会社が設定（予定。マスター投信③④は将来の事業展開次第で設定を検討します。）、フィーダー投信「コモンズ・グローバル30ファンド」はコモンズ投信株式会社が設定（予定）

今回のストラクチャーについて

　コモンズ投信株式会社が手掛ける外国株式に投資するアクティブ投資信託について、ＪＡＭＰファンド・マネジメント株式会社が提供する私募投資信託を間に挟むマスター・フィーダー構造として運用の一元化を図るとともに、フィーダーレイヤーで多様なファンドの設定を可能にしました。また、マスターレイヤーにおいても、ファミリーファンド形式にすることにより、マスターレイヤーでの私募投信の追加設定など事業の拡張性、柔軟性を保持することができます。

JAMPが提供する投信ホワイトレーベルサービスについて

　資産運用ビジネスの発展において先行する欧米諸国では、資産運用会社（アセット・マネジメント・カンパニー）は投資判断と運用に専念し、「ファンド・マネジメント・カンパニー」と呼ばれる専門事業者が投資運用ファンドの設定・運営管理を行うという分業体制が確立されています。

　一方、日本では、資産運用会社がアセット・マネジメント業務に加えてファンド・マネジメント業務を一体的に担う構造が続いており、その結果、資産運用ビジネスへの参入は容易ではなく、業界全体の効率性や創造性の向上を妨げる要因となっています。

　私たち日本資産運用基盤は、日本版ファンド・マネジメント・カンパニー機能を活用した投信ホワイトレーベルサービスを通じ、新しい資産運用会社の投資信託ビジネスへの参入や既存の資産運用会社の事業モデルの再構築を支援しています。

　投信ホワイトレーベルサービスを用いることで、資産運用会社は自前で投資信託委託業のライセンス登録をしたり、投資信託委託業を営むための体制整備や投信計理システム購入等を担ったりする必要はなく、自社の強みである投資判断や投資運用業務に専念できます。

コモンズ投信株式会社　伊井哲朗社長のコメント

　本年12月に、当社初の外国株式を投資対象とする投資信託の運用を開始いたします。本件のスキームを検討するにあたり、ミドル・バック部門のサポートについて日本資産運用基盤株式会社様にご相談いたしました。その結果、同社の投信ホワイトレーベルサービスを活用することで、当社はオペレーション負担を大幅に軽減し、お客様への付加価値提供に直結する投資運用業務に集中することが可能となりました。さらに、将来の機関投資家向け私募投信への拡張についても、当社の事業戦略をご理解いただき、その実現に向けた最適なスキームをご提案いただきました。おかげさまで、当社にとって新たなチャレンジを実現することができました。心より感謝申し上げます。

＜投信ホワイトレーベルサービスに関する問い合わせ窓口＞

JAMPファンド・マネジメント株式会社　担当：中山、菊地
Mail: bizrelation@jamplatform.com
電話番号：03-3527-2740

コモンズ投信株式会社について

　コモンズ投信は2007年11月に創業、2009年１月から『コモンズ30ファンド』の運用を開始しました。当初設定額１億1,814万円でスタートした同ファンドは、2025年9月末時点で純資産残高が731億7,098万円に達しました。また、同時点における運用資産残高（AUM）は1,257億円となっています。

　コモンズ30ファンドは「30年目線の長期投資」「30銘柄程度への集中投資」「対話による価値の共創」を大切にしてきました。生活者の皆様には「現役世代と次世代がより豊かに暮らせる社会を目指す長期投資」を、投資先企業には「永続的な成長と価値創造を応援する長期資本」を提供することを目指しています。